花粉症とは何ですか?
花粉症とは花粉が原因で生じるアレルギー性鼻炎のことで、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。スギ、ヒノキなどの樹木花粉(関西では2月〜5月頃)とカモガヤ、ブタクサ、ヨモギなどの草木花粉(5月〜10月)が主な花粉として知られています。
花粉症でなぜ咳が悪化するのですか?
花粉症の時期に悪化する咳は、咳喘息や喘息(気管支喘息)の可能性があります。花粉症を含めたアレルギー性鼻炎の患者さんのうち、20−30%に喘息が合併していると報告されております。また、花粉飛散時期に咳喘息や喘息が悪化することはよく知られており、花粉症シーズンの咳は要注意です。
花粉症と喘息は一緒に治療できますか?
花粉症と喘息は同時に治療することが重要です。鼻と気管・気管支はともに空気の通り道(気道)であり、花粉症が悪化すると喘息の悪化につながり咳症状が強くでます。花粉症と喘息は『one airway, one disease』とも言われているように、同時に治療することが重要とされています。
当院では、花粉症を含めたアレルギー性鼻炎をお持ちの咳症状の患者さまに関しましても、積極的に診療しております。
花粉症などのアレルギー性鼻炎をお持ちの方で、咳が気になる患者さまは是非当院を受診ください。