アレルギー性鼻炎(花粉症)

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アレルギー性鼻炎(花粉症)

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最終更新日:2024.02.09

アレルギー性鼻炎(花粉症)

アレルギー性鼻炎(花粉症)のイメージ画像

アレルギー性鼻炎とは、発作的に繰り返し起こる「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり」を特徴とする鼻のアレルギー疾患で、大きく分けて、「通年性アレルギー性鼻炎」と「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」があります。
通年性アレルギー性鼻炎の多くはハウスダスト・ダニ・カビ・ペットが原因であり、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)のほとんどは花粉(スギ、ヒノキ、イネ科、ブタクサ、ヨモギなど)が原因です。

診断

問診により「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり」などの典型的な症状や、鼻腔の水溶性分泌量の増加や鼻腔粘膜の腫脹などが認められた場合は、アレルギー性鼻炎と診断されます。また、アレルゲン(アレルギーを誘発する物質)の特定は重要で、症状がでる状況の聴取やアレルギー検査を組み合わせることもあります。当院では問診や症状を確認し、必要と判断した場合は、血液検査で原因アレルゲンの特定を行っております(保険診療の範囲内でご提案致します)。

併存疾患

アレルギー性鼻炎は、気管支喘息(喘息)アトピー性皮膚炎、じん麻疹などのアレルギー疾患を合併することが多いです。これらの併存疾患も同時に治療することが重要です。
例えば、気管支喘息(喘息)とアレルギー性鼻炎が合併している場合、両疾患を同時に治療しておかないと、どちらの疾患コントロールも悪くなります。
*当院では、呼吸器専門、皮膚科専門医による診療を行っているため、幅広くアレルギー疾患に対応することが可能です。

対策(アレルゲン特定と除去)

まずは、原因アレルゲンを特定し、可能な限り原因となるアレルゲンを除去することが重要です。
下記は原因アレルゲンが特定できた場合の対処法です。

室内ダニ

こまめな掃除、シーツ・ふとんカバーを洗濯する(週1回以上)、ふとんを干す(週2回以上)、カーペット・畳は可能な限りやめる 等

スギ花粉

花粉情報に注意する、花粉飛散時期は外出時にマスク・メガネ着用、帰宅時に衣服や髪に付着した花粉を十分に払ってから入室する、花粉飛散が多い日は、ふとんや洗濯物の外干しを避ける 等

ペット

ペットと飼育環境を清潔に保つ、寝室を分ける、こまめに掃除する、カーペットを除去する(フローリングにする) 等

治療

まずは、原因アレルゲンの除去を行い、症状に応じて下記薬剤を使用します。
抗ヒスタミン薬・抗ロイコトリエン薬の内服、鼻噴霧用ステロイド薬また、アレルギー検査(当院では血液検査で原因アレルゲンの特定を行っております)で
ダニやスギなどが原因アレルゲンとして同定された場合は、舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)というアレルギー性鼻炎の根本的な治療が適応となる場合もあります。
当院では、呼吸器専門医と皮膚科専門医がアレルギー性鼻炎も含め、幅広くアレルギー診療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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