2023年10月26日 当院の院長が「ガイドラインに基づくCOPDの治療」と題した講演会の座長を務めさせて頂きました。
住友病院 呼吸器内科部長の重松三知夫 先生、医長の後藤健一 先生に上記演題でご講演を頂きました。
「COPD(慢性閉塞性肺疾患)/肺気腫」は主に「喫煙・タバコの煙」が原因で発症する肺疾患です。
日本COPD疫学研究(NICE study)によると、日本人において40歳以上で約530万人、70歳以上では約210万人がCOPDに罹患しているとされています。
COPDは進行すると、息切れ、痰、咳などの症状が悪化し、酸素吸入をしないと日常生活が送れない状態になってしまいます(在宅酸素)。
また、重症肺炎や肺癌など致死的な疾患を合併しやすく、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病なども併存するとされており、世界的に大きな問題となっております。
他の疾患同様に、「早期発見」が重要ですが、
残念ながら、日本においては「未診断のCOPD患者さん」が数多く存在しているとされております。
そのため、「40歳以上」で「喫煙歴」がある方や、息切れや痰、咳などの症状をお持ちの方は、一度は呼吸器専門医の診察を受けて頂くことをお勧めします。
みなみ堀江クリニックには、院長を含め肺疾患に精通した専門医が在籍しており、気になる症状をお持ちの方はご相談頂けましたら幸いです。
住友病院を含め、近隣の総合病院とも密に連携しておりますので、ご安心ください。
呼吸器症状、呼吸器疾患を患われている患者さまに、当院が少しでもお役に立てましたら幸いです。